「8万円のTシャツくらいで、そんなに騒ぐ話なのか」
この話を最初に聞いたとき、
多くの人はそう思います。
しかし、業界関係者の反応は少し違います。
「それ”金額”の話じゃないんですよ」
この記事では、
実際に配信の現場で起きている
かなり、リアルな事例をベースに、
・なぜこのケースが問題視されやすいのか
・どこで”衣装代”から外れていくのか
・本人の主張がなぜ通りにくいのか
を、感情ではなく構造で整理します。
このライバーが主張している内容
まず、事実関係を整理します。
このライバーは、
・8万円のハイブランドTシャツを購入
・自枠の配信でほぼ毎日着用
・配信以外では着ていないと主張
・衣装代として全額を経費計上
これに対して、
・リスナー
・匿名掲示板
・一部の同業者
からは、こんな声が出ます。
「高すぎる」
「どう見ても私服」
「プライベートでも着ているはず」
しかし本人はこう言います。
「プライベートで着ている証拠はない!」
一見すると、
筋が通っているようにも見えます。
なぜ業界関係者はここを問題視するのか
業界関係者が最初に見るのは、
「着ているかどうか」ではありません。
見ているのは、次の3点です。
・その服は日常生活で成立するか
・仕事以外での利用が想定できるか
・仕事専用と言い切れる合理性があるか
このTシャツの場合、
・Tシャツという日常着
・ハイブランドだが私服として成立
・街中で着ても不自然ではない
この時点で、
私的利用の可能性が高い物として扱われます。
「配信で毎日着ている」は充分な理由にならない
ここが、
多くのライバーが誤解しているポイントです。
「毎日配信で着ている」
これは事実かもしれません。
しかし、
業界に詳しい人はこう整理します。
「使っている頻度」と
「仕事専用かどうか」は別の話。
例えば、
・毎日使っているスマホ
・毎日使っているカバン
これらが
必ずしも全額経費にならないのと同じです。
重要なのは、
・配信以外で使えないか
・代替がきかないか
このTシャツは、
残念ながらどちらにも当てはまりません。
「プライベートで着た証拠がない」は通用するのか
本人が1番強く主張しているのが、ここです。
「着ている証拠がない以上、仕事用」
しかし、
税務の考え方は逆です。
業界関係者はこう言います。
「私的に使っていない”証明”が必要」
着た証拠があるか
ではなく、
使えない状態か、
が問われます。
・外出できないデザイン
・舞台用レベル
・キャラと不可分
こういった条件がない限り、
「私服として使える可能性」は消えません。
金額が8万円であることの意味
ここで、
金額の話に戻ります。
8万円という価格は、
・高額
・長く使える
・資産性がある
この印象を与えます。
業界に詳しい人はこう見ます。
「長く使える物ほど、私的利用が疑われやすい」
つまり、
高いからダメ
ではなく、
高くて私服として成立するから厳しい
という構造です。
ライバー以外でも同じことが起きる
この話は、
ライバーだけの問題ではありません。
・撮影用に買った服
・SNS用のブランド服
・登壇用の衣装
個人事業主であれば、
同じ線引きがされます。
業界関係者がよく言うのは、
「服は1番グレーになりやすい」
服は本当にグレーですし、
もし、通らなかったら
8万円は自分の現金扱いになりアウト。
それどころか過去の分まで遡られますね。
→ 1番ややこしいで有名な、ライバーの経費一覧を記事にまとめたので、あとでチェックをおすすめします。
現実的な落とし所はどこか
実務上、
よく取られる対応があります。
・全額ではなく一部のみ経費
・明確に仕事専用の物だけ計上
・私服寄りの物は最初から外す
業界に詳しい人ほど、
ここで無理をしません。
「全部入れない方が、後が楽」
これは、
かなり多く聞く言葉です。
まとめ
・配信で毎日着ていても充分条件にはならない
・私服として成立する時点で弱い
・「証拠がない」は通用しにくい
・金額より構造が見られている
この8万円Tシャツの話は、
特別なケースではありません。
むしろ、
「多くのライバーが
一度は同じ考え方をする話」
だからこそ、
業界関係者は強く反応します。
この記事が、
衣装代を考えるときの
現実的な基準になれば充分です。




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