【完全保存版】ライバーのインボイス制度を徹底解説~登録すべき人・不要な人・事務所と消費税の本当の関係~

【税金】ライバー

インボイス

この言葉を聞いたとき、

・よく分からない
・でも無視できなさそう
・だれかが損をしそう

そんな空気を感じた人がほとんどだと思います。

この感覚は正しいです。

インボイスは、
全員が今すぐ困る制度ではない

しかし、

構造を知らない人から不利になる制度

だからです。

この記事は、
ライバーだけでなく

・ライバー事務所の代表
・普通の会社経営者

全員が同じ目線で理解できるように書いています。

そもそもインボイスとはなにか

まず
言葉を難しくしません。

インボイスとは、

消費税のやり取りを国が分かりやすく整理するための仕組み

です。

正式には、
「適格請求書等保存方式」
と言いますが覚えなくて大丈夫です。

運営しているのは国税庁です。

インボイスはいつ決まって、いつ始まったのか

これは意外と知られていません。

インボイスは、
突然始まった制度ではありません。

国が制度を出した時期

最初に国が
インボイスを出したのは、

2019年(令和1年)

です。

この時点で
国はすでに

・消費税の取り漏れが多い
・だれが消費税を払っているか分かりにくい

ここを問題にしていました。

準備期間

国はいきなり始めていません。

約4年の準備期間がありました。

・2019年 制度発表
・2021年 登録受付開始
・2023年 制度開始

インボイス制度の開始日

正式な開始日は、

2023年10月1日

です。

この日から

インボイス登録している人
・していない人

が制度上、はっきり分けられました。

まず消費税の基本を整理する

インボイスが分からない原因は
消費税の仕組みをほとんどの人が誤解しているからです。

消費税はだれの税金か

消費税は、

事業者の税金ではありません。

本当は、

商品やサービスを買った人が負担している税金です。

事業者は、

一時的に消費者から預かって国に渡しているだけ

です。

100円の例で考える

商品が100円の場合、

・消費税10%
・支払額110円

このプラス10円を、
国に納める役割が事業者です。

インボイスで何が変わったのか

一言で言うと、

消費税のやり取りが、あいまいでは許されなくなった

これです。

インボイス前

・請求書の形式は自由
・だれが消費税を納めているか分かりにくい
・払っていなくても見えにくい

インボイス後

・決められた形式の請求書が必要
・登録番号で管理
・未登録者は区別される

この
「決められた請求書
出せる人が

インボイス発行事業者です。

ライバーにインボイスは関係あるのか

結論から言います。

全員に関係はある

しかし、

全員が登録する必要はない

です。

個人ライバーの場合

多くの個人ライバーは、
売上1,000万円以下です。

この場合、

・消費税を納める義務なし
・インボイス登録義務なし

つまり、

登録しなくても
違法でもズルでもありません。

事務所所属ライバーの場合

ここから
話が少し変わります。

事務所の多くは、
消費税を国に納める側。

つまり、
課税事業者です。

インボイス未登録でなぜ事務所の負担が増えるのか

理由は仕組みです。

分かりやすく解説します。

仕入税額控除という考え方

事務所は、

リスナーや取引先から預かった消費税から
事務所も支払った消費税を差し引いて国に納めます。

これを

仕入税額控除

と言います。

未登録ライバーがいるとどうなるか

未登録ライバーからの請求は、

インボイスではないため、

事務所はその支払いに含まれる消費税を差し引けません

結果として、

事務所の消費税負担が増えます。

実際に事務所が取る対応はどうなのか

ここが
1番揉めているポイントです。

専門的に整理します。

パターン①

事務所<br>マネージャー
事務所
マネージャー

君は未登録だからマネジメント料を10%上げるね

これは

合法です。

理由は、

マネジメント料は契約条件

だからです。

インボイス未登録による、
コスト増を契約に反映すること自体は問題ありません。

パターン②

事務所<br>マネージャー
事務所
マネージャー

君は未登録だから消費税として10%請求するね

これは

原則NG

です。

理由は、

未登録ライバーは、
消費税を預かる立場ではない

からです。

消費税という名目で、
請求するのは制度と合いません。

パターン③

事務所<br>マネージャー
事務所
マネージャー

君は未登録だけど事務所が負担するね

これは

完全に合法

です。

実際に多くの事務所が、

・主力ライバー
・貢献度の高いライバー

に対してこの判断をしています。

インボイスは「110円になる制度」なのか

よくある誤解です。

インボイスは、

値段を上げる制度ではありません。

本質はここ

インボイスは、

だれが、消費税を
国に納める義務があるか

これを、はっきりさせる制度です。

インボイス登録は大変なのか

登録だけなら

・オンライン
・無料
・短時間

です。

本当に大変なのは登録後です。

経理が地獄と言われる理由

・今まで帳簿を付けていなかった
・レシートを捨てていた
・売上を感覚で把握

この状態で、

インボイス登録をすると
一気に作業が増えます。

地獄にならない人

・売上と経費を把握している
・月1回でも整理している

この人は、

作業が少し増えるだけ

です。

インボイスが作られた背景

国の狙いは
シンプルです。

消費税の取り漏れを減らしたい。

これだけです。

・フリーランス
・個人事業主
・小規模事業者

この層の消費税は把握が難しかった。

だから

・登録制度
・請求書の統一

これが
インボイス制度です。

結局、ライバーはどうすればいいのか

少し長くなってしまったので
ここで一旦、整理します。

今回の確定申告との関係

インボイス未登録でも、

・確定申告は普通にできる
・問題はありません

判断基準はここ

・売上1,000万円を超えそうか
・事務所の方針はどうか
・今後も活動を続けるか

1人で決めないこと
これが1番大事です。

最後に

インボイス制度は、
怖い制度ではありません。

ただ、

構造を知らないと怖く見える制度

です。

この記事をここまで読んだ人は
もうよく分からない側ではありません。

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