これは、
美談じゃない。
成功談でもない。
すべてのライバーが1度は、
足を踏み入れかける“地獄の入口”の話だ。
今回、ライブタウンは
配信アプリでトップクラスの 売上を出していた、
現役ライバーに独占インタビューを行った。
彼女の口から出てきたのは、
華やかな投げ銭の裏にあった、
はっきりとしたバッドエンドだった。
＂投げ師＂は突然現れる
——最初に異変を感じたのは、いつですか？
女性ライバー（匿名）「ある日、 1枠で数十万円投げる人が現れたんです。それが、毎日続いた。」
今日は10万円
今日は30万円
今日は50万円
配信をつければ、
当たり前のようにギフトが飛ぶ。
リスナーの中でも、
明らかに“格”が違う存在。
いわゆる、
＂投げ師＂と呼ばれる人間だった。
＂あなただけ＂が、始まりだった
彼は言った。
「君の配信だけに投げてる」「他のライバーには興味ない」
——これを、特別だと思わないライバーはいない。
ここで、
関係はズレ始める。
・名前を呼ぶ
・反応を優先する
・雑談を拾う
配信内での扱いが、
少しずつ変わっていった。
本人は言う。
「無意識でした。でも、＂期待に応えなきゃ＂って思ってた」
＂投げ銭＝信頼＂と錯覚した瞬間。
投げ師は、
金額が増えるほど距離を詰めてくる。
・DM
・プライベートの相談
・配信外の接触要求
そして、
決定的な一言。
「これだけ使ってるんだから、特別でしょ？」
ここで断れないと、
関係は“配信者とリスナー”を超える。
彼女は、
・一線を曖昧にした
・売上は跳ねた
・ランキングも上がった
事実として、結果は出た。
・月収は数百万円
・配信内の存在感
・周囲からの羨望
でも、代償は同時に積み上がっていた。
・他のリスナーが離れる
・コメント欄が荒れる
・「依存」の空気が出る
毎日の配信が、
1人のための場所に変わっていった。
崩壊は、ある日突然来る
きっかけは、
些細なことだった。
・「反応が遅すぎる！」
・「他のリスナーを拾った！」
・「いつもより対応が雑だった！」
その日を境に、
投げ師は豹変する。
「最近、冷たくない？」
「俺だけじゃないんだね」
そして、
—— 投げ銭が、止まった。
何も残らなかった。
売上は、 一気に落ちた。
他のリスナーは戻らない。
配信の空気は重い。
モチベーションは崩壊。
さらに追い打ちをかけるように、
・執拗なDM
・被害者意識のメッセージ
・周囲への匂わせ
などの被害を受けた。
彼女は配信を休止した
最後に彼女が言った言葉。
「＂投げ師＂は、 ファンじゃなかった。お金で繋がった関係は、お金がなくなった瞬間、全部壊れる。」
——これは、強がりでも教訓でもない。
後悔だ。
ライバーへ。
これは警告だ。
高額投げ銭は麻薬。
＂特別扱い＂は依存を生む。
境界線を曖昧にした時点で負け。
＂投げ師＂は、 あなたの人生を守らない。
数字が消えたあと、
守るのは自分だけだ。
甘い話の先に、
ハッピーエンドはなかった。
これがライブタウンが見た、
本当のバッドエンドだ。
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